「職人の技で里山の暮らしを未来につなげる」
相田合同工場は長年にわたって受け継がれてきた燕三条鍛冶の心意気を貫き、日本の風土に合わせた農具を作り続けてきました。また、創業以来多くの職人たちの技と努力に支えられてきた弊社の鍬は、国内の農家の方々からご愛用をいただいてまいりました。
しかし、時代と共に生活様式が変わり、少子高齢化によって国の形も変わり、これらによって農業を取り巻く環境が激変してしまいました。農村は過疎化し、農業の担い手は高齢化しています。このままでは、日本の美しい風景とさまざまな生き物を育み続けた里地・里山はどんどん失われてしまいます。
農具を作り続けてきた鍛冶として、この美しい日本の風土を次世代に継承するためにも自らの仕事を見つめ直し、時代の要求に応えていかなければなりません。製品を製造する技術や知識を継承するだけでなく、里地・里山を保全する人々に道具を届け使い方を伝えることも責務と考えます。
私たちはちっぽけな鍛冶屋ですが、日本のさまざまな良き伝統をものづくりの立場で未来へつなげてまいります。