朝露の残る畑に、今日も鍬を振り下ろす。
一日中土と向き合っても、手に負担を残さない。この絶妙な重さは、三条の鍛冶職人が幾度も打ち直してたどり着いた答えです。
硬い土も、粘りつく田も、迷わず入っていく刃。それは、鉄と炎に向き合ってきた本鍛造だからこそ生まれる切れ味です。
柄が折れても、刃が鈍っても、私たちが直します。
一本の鍬と、何十年も付き合っていけるように
畑の顔は、季節ごとに変わります。土が締まる時期、緩む時期、乾く時期。その微妙な違いを、鍛冶職人は長年の経験で見極めてきました。
今の季節だからこそ、力を発揮する一本がある。職人が選び抜いた定番の鍬・農具を、ここにご紹介します。
圧雪した氷も砕氷できる頼れる存在。いざという時の備えにいかがでしょう。115㎝と車に常備しやすいサイズ。
芋類の収穫だけではなく、開墾後の土混ぜや肥料混ぜにも最適。
農家さんからの要望から造られた一品。厚手の両刃で曲がりにくく、力を入れやすく切りやすい。
堆肥の切り替えし作業に合わせて爪の幅と数を変えています。
安価なプレス打ち抜きの刃とは違う、鋼(ハガネ)と地金を高温で鍛え合わせた本鍛造。硬い土壌も、粘りつく田も、刃先が吸い付くように入っていきます。
柄が折れれば、すげ替える。刃先がちびれば、研ぎ直し、先を掛け直す。使い捨てにせず、何十年と手に馴染ませていく――それが、鍛冶屋としての責任です。
柄が折れたら「すげ替え」、刃先がちびたら「研ぎ直し・目立て」。使い捨てにせず、何十年と手に馴染ませて愛着を持って使い続けられます。
鍛冶職人の製造風景、日々の修理実績、畑での道具の使い方を写真と動画でお届けしています。
福島県田村市の名工「永井のくわ」様の廃業に伴い、人気商品「ハイホー」他、製品を相田合同が引き継ぐことになりました